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キャリア教育よのなか科レポート⑧「いきる」

「ライフイベント」について考える 2022/07/24

今回の参加者は6名でした。

(小学生高学年:1名、中学生:1名、大学生以上:4名)


ワーク①「ライフイベントを迎えるとき何をみて選んできたか?」

「進学」「就職」「結婚」など、人生で起こりうる出来事をライフイベントと呼ばれています。

その「ライフイベント」を迎えたときに、何を基準に選んできたか?どうやって決めてきたか?を振り返るワークです。

まず、1分間の個人ワークで自分の考えを書き出し、その後グループに分かれて2分間の意見共有を行いました。




参加者それぞれの基準があることが分かります。右下の意見は一見矛盾しているように思いますが、ライフイベントといえど中身は様々なので、その時々で臨機応変に対応していることが見て取れました。



ワーク②「新型コロナ感染症で変化したこと」

ワーク①で考えたライフイベントは主に自分自身についてのことです。

ライフイベントは「人生で起こりうる様々な出来事」なので、まわりの環境や社会についてもいえることだと思います。

そこで、2020年から続く「新型コロナ感染症」によって変化したことについて考えるワークを行いました。個人ワーク2分、グループワーク4分でした。




学習・遊び・仕事・趣味、起きている時間のほとんどが変化したように思います。

「世間の雰囲気」という意見、まさによのなか科ならではの意見だと思いました。雰囲気は目に見えないので、特に正解・不正解がないことですし、それを感じ取れるのも人間ならではだと思います。「友達の家に行きにくくなった」「外出しにくくなった」などからも、空気感が伝わってきます。

「パソコンが使えるかどうかで情報収集に差が出た」という意見は、納得度が高かったように思います。新型コロナを機に、生活のデジタル化を進めた方は多いと思います。




ワーク①②のまとめです。

授業内で話したことを再現します。



新型コロナによってオンライン学習やショッピング、Youtubeなどの動画配信、健康意識の高まりといった変化が生まれたと思います。

2011年に起こった「東日本大震災」も非常に大きな出来事だったので生活がガラッと変わりました。いまスマホ持っている人は使っていると思いますが、LINEやツイッターはこれを機に普及したといわれています。特に、LINEの既読は震災後に作られた機能です。すぐに返信できない状況でも自分の無事を相手に伝えられるように作られたといわれています。

Society5.0や少子高齢化などからも、何かしらの変化があると予想されています。そんな社会変化に適応しながら人は生活していますし、これからも変化を求められ続けると思われます。



ワーク③「やってみてよかった!と思うこと」

ワーク④「行動できたのはなぜ?」

ここからは、自分自身の変化について考えていきました。

いままで経験したことで「やってみて良かった!」と思うこと。迷ったけどあのとき行動してよかったなぁとか、いま振り返るとやってよかったなぁて思うことを2個以上考えるワークを行いました。個人ワーク2分、グループワーク4分でした。


そして、その行動がどうしてできたのか、その理由について、ワーク4では考えていきました。個人ワーク1分、グループワーク4分でした。





「他のことをしたかった」「知りたかった」「仲良くなりたかった」などは、自分自身から行動を起こす意見もありましたが、「母のすすめ」「コロナの影響で」「両親・先生に教えてもらった」などの、周りに影響を受けて行動する意見もありました。

左上の参加者は、質問の裏側「やめなかった理由」から自分の意見をつくっていて、その発想に「なるほどなぁ」と思わされました。



ここで前半のワークは終了。

5分間の休憩をはさみました。



ワーク⑤「動画を見て考えよう」

今回はゲストではなく、テーマに沿った動画を視聴することで、また違った視点から考えてもらいました。エンジニア「若宮正子さん」のインタビュー動画です。

若宮さんは、81歳のときにはじめてアプリを開発された方で、87歳の今でも現役エンジニアとして活動されている方です。エンジニアになられたきっかけや、ご自身の性格、キャリアなどを聞いて学びました。参加者はみなメモを取りながら興味津々で話を聞いていました。




参加者の感想です。





ワーク⑥「3年後 自分は何をしている?」

若宮さんは動画内で「周りの環境によって一歩を踏み出せた」と語られていました。それをふまえて最後のワークでは、自分がこれからどんな環境に身を置きたいか、そこでどんなことを考えやっていきたいか、について考えるワークを行いました。

3年後について考えるのは、近い未来でイメージがしやすいことと、大体3年のスパンで周りの環境が変わるといわれているからです。現在の中学生は高校生に、大学生は社会人になります。その3年後、自分はどんな環境にいるのか(どんな学校か?どんな仕事か?)、そこで何を考えて何をしているのか、ということを3分間考え全体共有しました。




みなさん頭を悩ませながらも良い顔で発表していたのが印象的でした。ますます先のことが予測できなくなっているなかで、将来を考えるのはホントに難しいと思います。しかし、大まかであってもイメージすることで自分の方向性が見え、それによって目の前の行動を決定していける。そう思い、最後のワークを実施しました。




全体のまとめです。

教育心理学者「クランボルツ」のキャリア論を紹介しました。キャリアは一般的に仕事や出世などのイメージですが、その仕事で身につけていく知識や経験に加えて、人間性を磨いていくことや、プライベートも含まれます。つまり、人生そのものだといえます。



そんなキャリアの8割は予期しない偶然で決定されていく、論じられています。特に人との偶然の出会いによって人生は左右されていくそうです。社会には無数のチャンスが転がっていて、それに気付けるかどうか。そのために小さな変化に注意を向けて行動することが大切だといわれています。



また、ラッキーにつながる行動特性も紹介しました。ここでいうラッキーは、主に心の持ちようです。好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心、これらの行動特性を備えることで、起こったことをラッキーと思えるマインドが形成されるといわれています。




チェンジ(CHANGE)とチャンス(CHANCE)、英語にすると一字違いなんですね。パッと見ただけで覚えやすいメッセージだと思い、この画像を共有しました。

CHANGEでCHANCEをつかむ」

自分では変えられない、どうしようもないこともありますが、変えられることに直面したときは勇気を出して一歩を踏み出してもらいたいと思います。




次回以降のテーマは下記の通りです。

日時:テーマ

8/28(日) 10:30~12:00:「コミュニケーション」

9/25(日) 10:30~12:00:「おかね」(経済編)



キャリア教育「よのなか科」は、正解ではなく「納得解」をつくっていく授業です。


現代の成熟社会では、ひとつの正解を求める仕事や生活はなくなってきているといわれています。

これからの社会を生きるこどもたちには、

何かの問題に対して”自分の仮説を立てること”。

知識や経験を編集して”自分と周りが納得する答えをつくること”

これが大切だと思っています。



これまでキープオンでは、6回開催してきました。

8月「いきる」 10月「ものづくり」 12月「ことば」 1月「インターネット」 2月「いなか」 3月「アイデア」 4月「べんきょう」 5月「おかね」 6月「しごと」












受講生は、"自分の考えを言葉にする"ことに少しずつ慣れてきたように感じています。こどもたちからの「やりたい!」という声に応えるかたちで、2022年からは新カリキュラムとして、毎月開催していきます。



次回のテーマは「コミュニケーション」です。参加募集中です!

日時:8/28(日)10:30~12:00




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